アルコールインクアートは、ここ数年で日本にも広まり始めたアートのひとつです。
アート初心者でも気軽に始めることができ、人気を集めています。
今回はそんなアルコールインクアートに興味を持っていただいた方に向けて、アルコールインクアートとはどんなアートなのかを紹介します。
アルコールインクアートとは
アルコールインクアートとは、フルイド(Fluid)アートと呼ばれるアートの一種です。
フルイド(Fluid)とは、液体、流動体という意味で、フルイドアートは絵の具やインクなどの流れで表現するアートを指します。
インクの広がりから偶然できあがる模様は、同じものは二度と描けない、世界に一つのアート作品になります。
フルイドアートにはアルコールインクアートの他にも、レジンアート、アクリリックフルイドアートなどが存在します。
アルコールインクアートの特徴
アルコールインクアートはアルコール性インクを使って、垂らしたインクの広がりや滲みから生まれる模様を楽しみます。
道具や場所の準備も比較的かんたんで、初心者でも始めやすいアートです。
様々な技法を用いて、きれいなグラデーションや、お花の模様、大理石のような模様なども表現が可能です。
アルコールインクアートのやり方
インクを垂らして、アルコールで滲ませて、傾けたり風を当てたりすることでインクが広がり、独特な模様ができていきます。
絵の巧拙は特に関係なく、誰でも自由な表現を楽しめます。
最近は体験教室やワークショップも各地で開催されているので、そういった場所で一度体験してみても良いかもしれません。
アルコールインクアートに必要な道具
アルコールインクアートを始めるために必要な道具は、少なくとも下の5つです。
- アルコールインク
- アルコール
- 用紙
- ドライヤー
- スポイト
アルコールインク
インクの中でも油性、水性などがある中のひとつとして、アルコール性のインクがあります。
アルコールインクアートに使われるものとして最もポピュラーなのがCOPIC(コピック)です。
358色のバリエーションから選べるので、自分好みのカラーを集めるだけでもワクワクします。
日本のメーカーで、入手しやすいところも嬉しいポイントです。
アルコールインクアートで使用するのは補充用インクの方ですので、購入の際は注意しましょう。
アルコール
インクを伸ばしたり薄めたりするのに使用します。
濃度90%以上の、純度の高いアルコールを選びましょう。
ドラッグストアにも売っている、無水エタノールを使っているアーティストさんが多いようです。
他には、IPA(イソプロピルアルコール)を使う方もいます。
無水エタノールよりも安価で、よりきれいなラインや艶を出すことができます。
ニオイが強いので、その点で使う人を選ぶかもしれません。
用紙
アルコールインクアートには、水分が染み込みにくい紙が適しています。
アルコールインクアート用として販売されている用紙や、ユポ紙と呼ばれる紙がおすすめです。
ドライヤー
インクを広げる際に使用します。
紙を傾けたり、ストローで吹いたりでもできますが、ドライヤーを用いることで表現の幅が広がります。
スポイト
アルコールを垂らす際に使用します。
アルコールは揮発性が高いため、蓋をしておかないとアルコールが飛んでしまいます。
他には、個人的にあったら便利なものとして、私は以下も揃えています。
- ビニール手袋
- キッチンペーパー
- マスキングテープ
ほとんどの材料・道具が画材屋さん、文房具屋さん、ネットでも購入できるため、買い揃えやすくて気軽に始められます。
まとめ
アルコールインクアートは、日本ではまだこれから広がっていくであろう新しいアートです。
気軽に始められて、絵が苦手な方でもおしゃれな模様を表現できる、身近なアートになっていくと思います。
いきなり道具を買うのは勇気がいるという方は、全国で体験教室なども行われているようなので、一度試してみてはいかがでしょうか。
Junobelleでもワークショップを予定しておりますので、お近くの方はぜひご参加ください。